2010年10月14日 ポーランド(賃金格差)
先日、ブダペストのタクシー会社大手2社、ラジオタクシーとTele5が合併し、900台近くを有する業界最大手となった。
両社合わせて首都ブダペストのタクシ―市場の20%を占めることになる。
ハンガリーのタクシーは、日本と比べてて格安だ。走行1キロ=約60円 初乗り料金も120円程度。この安さはタクシー会社の格安競争が背景にある。しかし料金は格安だが、サービス全般を日本のタクシーと比較すると、運転の荒さ、車両の状態の悪さ、また清算時高額紙幣で払おうとすると拒否されることが多いことなど、日本人にとっては不満が残ることが多い。
ハンガリーのタクシー運転手の殆どは、自分で会社を有しており、会社ベースでタクシー会社と契約するため、タクシーの所有者は運転手というケースが殆ど。一度、空港から街までタクシーに乗った際、運転手のシートベルトは問題ないのに、私の座席のは、壊れてて締められないということがあった。格安競争も利用者にとっては有難いが、運転手並びにタクシー車両の質の向上にも力を入れてほしいところ。
2010年10月13日 ハンガリー(泥水流出)
ハンガリー泥水流出、経営者逮捕
ハンガリーのアルミニウム精錬工場貯蔵池から有毒汚泥が流出した事故で、当局は11日、この工場を運営していた事情聴取を受けていたアルミ製造会社MAL
の経営者、バコニ・ゾルターン容疑者を、公衆を危険にさらした容疑と環境破壊の容疑で逮捕したと発表した。
同国のオルバン首相は同日、事故が人的過失によって起きたと述べ、工場を国の管理下に置く考えを示した。
被災地では11日も軍の車両を使って赤い汚泥の除去と有毒物質の中和作業が続けられた。災害対策本部によると、コロンタール村付近でさらに1人の遺体が見
つかり、これで犠牲者は8人になった。身元は現在確認中だが、行方不明になっていた1人と見られる。
11日には欧州連合(EU)の専門家5人がハンガリー入りして環境への影響を調査、有毒物質の除去について助言を行う。
政府によると、事故を起こした貯蔵池は再び決壊する恐れがあり、再度の流出に備えて堤防を築く懸命の作業が進められている。
コロンタール村からは10日までに住民約800人が避難した。近隣の村では救助が必要
2010年10月12日 ハンガリー(新規投資)
日本でも最近認知度が高まってきている米系大手バッグメーカーSamsoniteが、ハンガリーでの生産増に伴い、ワインの産地として有名なセクサード地域にある同社工場に約5億円を追加投資し、生産設備の拡大等を行う。今回の追加投資により現在、310名の従業員で日産2,400個を生産しているが、来年度からは雇用も40名増え350名、日産2,700個に。
2010年10月12日 ギリシャ(ギリシャ問題)
ギリシャの財務省パパコンスタンティヌによると、ギリシャ政府は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から受けた総額1100億ユーロ(1534億ドル)の融資の返済延期を検討している。
IMFは10日、対ギリシャへ融資に関して、ギリシャ政府による借り換え懸念が市場で払しょくしきれない場合は、融資の返済延期などの措置を取ることもあり得ると表明。ただし現時点ではそのような計画はないとしていた。
パパコンスタンティヌ財務相はまた、ギリシャの2010年の財政赤字の国内総生産(GDP)に対する比率は約8%と、前年の約14%から低下するとの見通しを示した。
2010年10月11日 ポーランド(電子書籍)
ポーランドの大手メディア系スーパーストアEmpikは,今週から電子書籍の販売を開始。手始めに5,600タイトルの書籍を販売するが、現在まで同国で販売されている殆どのeリーダーに対応する。今年度末までには、6,500タイトルの販売を目指す。
2010年10月11日 ハンガリー(M&A)
今年上半期のハンガリーでのM&A件数は、前年同期比から倍増しており、経済危機以前のレベルまで戻っている。買収金額ベースでは、さほど変わらないが、件数が増えており、今後もこの傾向が継続すると予想される。
2010年10月10日 ドイツ(経済回復)
ドイツ経済の回復ペースが鈍化?
今年前半の経済回復が目立ったドイツだが、ドイツ経済の回復ペースが鈍化している。ドイツ連邦統計庁が8日発表した8月の輸入は、前月比0.9%増と予想以上の伸びとなる一方、輸出は前月比0.4%減少し、貿易黒字が縮小した。
8月の貿易黒字は117億ユーロと、7月の126億ユーロから縮小した。
2010年10月10日 チェコ(ビジネス都市)
プラハが人気ナンバーワンのビジネス都市
民間コンサルタント会社Cfushman&Wakefieldの調査で、中欧では、プラハがビジネスの街として最も人気があることが明らかになった。プラハ今後もビジネス都市の機能を発展させていく方針で、今後5年間に、24社が支店を開設する予定。
ちなみにEUの中では、プラハは21位にランクされている。
2010年10月9日 ポーランド(電力)
独E.ON社は、ポーランドのポズナン市近郊に1億ユーロを投じて新たに風力発電所を新設した。同施設はNekla wind park と呼ばれ、最高出力52,5メガワット、クリーンエネルギーを約4万5,000世帯に供給するキャパシティーを有する。
同社は、外国投資家の中で、ポーランドのグリーンパワー開発に最重要な会社とされており、同施設は2006年から開発が進められており、現在まで総額2億ユーロを投じている。
2010年10月9日 ハンガリー(環境災害)
続報。ハンガリー、有毒泥土がドナウ川に到達。 魚に大きな被害。
アルミナ工場(ハンガリー西部)の貯水池が決壊し、有毒泥土が周辺の村に流れ込んだ事故で、泥土が7日までに欧州の主要水脈であるドナウ川に到達。
専門家らは、国外に環境被害が及ぶ可能性は低いとしながらも、被害の拡大には注視すべきと注意を促している。
ハンガリー災害対策当局によると、ドナウ川とラバ川の支流では複数の場所で魚の死骸を確認され、泥土が最初に到達したより小規模な川では、すべての魚が死んでいたという。
pHレベルが非常に高いため数百トンに及ぶ薬品を川に流し、アルカリ度を中和する作業を続けている。
(通常のpHレベルは6-8,ハンガリーでは大きな都市の部類に入るジュール市を流れるドナウ川支流では、最高で9,65を記録)
オルバン首相は7日、被害を受けたコロンタールなどを視察。被災地で人が再び生活することはできないとの考えを示した上で、「ハンガリーでは前例のない環境災害だ。人的ミスが原因である可能性が高い」などとして、事故原因の調査に力を入れる意向を明らかにした。