2010年10月4日 ドイツ(ドイツ統一)
ドイツ統一20周年の記念式典が3日、北部ブレーメンや首都ベルリンで開かれた。昨年の「ベルリンの壁崩壊20周年」に続き、ドイツ国民は冷戦時代の東西ドイツ分断の終結を改めて祝った。
連邦国家のドイツは統一記念行事を各州持ち回りで開催しており、今年はブレーメン州でウルフ大統領やメルケル首相らが参列する式典があった。ウルフ大統領は演説で旧東独市民の勇気と統一20年の成果をたたえた上で、移民の独社会への統合などを念頭に「多様性を大事にしながら、社会に真の結びつきを生み出すことが、今日の『ドイツ統一』の課題だ」と語った。
〈ドイツ統一〉 第2次大戦後の1949年、米ソの対立を背景に西側占領地域と西ベルリンから成るドイツ連邦共和国(西独)、東側占領地域と東ベルリンから成るドイツ民主共和国(東独)に分断。89年に東独の「平和革命」でベルリンの壁が崩壊した翌年、東独諸州が西独に編入する形で両ドイツが統一した。
2010年10月3日 オランダ(企業買収)
キヤノンは16日、プリンター欧州大手のオランダ・オセ社を公開買い付け(TOB)で買収し、連結子会社化すると発表した。買収額は7億3000万ユーロ(約980億円)。キヤノンのM&A(合併・買収)では過去最大。
大型印刷機の分野において欧米で高いシェアを持つオセを傘下に収め、プリンターの世界最大手を目指す。
買収について、オセの経営陣からは全会一致で賛同を得ている。TOB価格は1株あたり8.6ユーロ。7億3000万ユーロで全株の取得を目指す。これとは別にオセの優先株式にかかわる預託償還を6500万ユーロ(約87億円)で取得し、必要に応じてオセの有利子負債のリファイナンスを実施する。各国の独占禁止法当局による認可を条件に来年1─3月に公開買い付けを開始する予定。
オセは、売り上げの4割を占める米国のほか、ドイツ、イギリス、フランス、オランダなどで世界100カ国以上で事業展開し、30以上の国で販売・サービス網を持つ。カタログやダイレクトメール用のデジタル印刷機や屋外の広告用大判プリンタに強みがある。買収後もオセは、オランダ・フェンロー市
2010年10月3日 ハンガリー(補助金)
ハンガリー政府、独アウディーに対し補助金を供与
独アウディーのハンガリー工場(Gyor)拡張に伴う、9億ユーロの大規模な追加投資に対して、ハンガリー政府は、8,000万ユーロの補助金を供与することが明らかとなった。
独アウディーは、1993年以来、ハンガリーで大規模投資を継続して行い、マジャールスズキと同様、ハンガリーを代表する外資系メーカーとなっている。近い将来、全生産工程を同工場で行う予定。
2010年10月2日 EU(ユーロ圏製造業購買担当者景気指数 PMI)
9月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は53,7と、8月の55,1からは低下した。景況感の改善と悪化の分岐点となる50は12カ月連続で上回った。
国別にみると、ドイツが58,2 から55,1に大幅に低下した他、スペインのPMIが2月以来初めて50を割り込み、イタリアのPMIも低下したが、フランスは5カ月ぶり高水準に上昇した。
2010年10月2日 ハンガリー(ユダヤ系ハンガリー人)
ユダヤ系ハンガリー人で、ハンサム俳優の代名詞トニー・カーティスがラスベガスの自宅で心不全のため死去、85歳だった。ハンガリーのニュースでは、大きく取り上げられていた。
ユダヤ系ハンガリー人は、世界的に活躍している人も多く、写真家のロバート・キャパ、日本でも有名な数学者であり大道芸人のピーター・フランクもユダヤ系ハンガリー人だ。
両大戦中、ハンガリーの首都ブダペストは、ユダペストといわれるぐらいユダヤ人が多かった。現在でも、金融、マスコミのトップはユダヤ系が大変多い。
2010年10月1日 スペイン(ゼネスト)
日本のメディアでも特集が組まれていた経済危機に直面しているスペインで29日、8年ぶりに行われたゼネストに、約7割の労働者がスト・デモに関与、同国の最大労組「スペイン労働委員会」のドス・オリット書記 (58)は成功に終わったと発言。今後は欧州連合(EU)各国の労組が連携し、各国 で進める緊縮財政策に対抗していく意向を示した。同書記によると製造業など産業部門では、約100%の参加率とのこと。
スペインのゼネストでは、国際線や高速鉄道の半分以上が運航を中止。デモ参加者と警官が衝突するなどし、20人が負傷、60人が逮捕された。
ゼネスト(ゼネラルストライキ)
労働者が団結して行う労働争議の一形態で、一企業や組織によるストライキではなく全国的な規模で行われるストライキのことである。略してゼネスト。総同盟罷業ともいう。また、ある特定の地域や都市において様々な産業が一斉にストライキを行う場合もゼネストと呼ばれることがある。
2010年10月1日 EU(経済成長)
欧州中央銀行(ECB)の専務理事ゴンサレスパラモは,「第二四半期の堅調な成長を受け、今年の成長率は上方修正されたものの、2%は下回る水準になる」と語った。
ECBは2日、今年のユーロ圏成長率が1,4%~1,8%、2011年が0.5~2.3%になるとの見通しを示している。