2014年4月19日ウクライナ(天然ガス)
ドイツのエネルギー大手RWEは15日、ウクライナへの天然ガス輸送を開始した。ウクライナ情勢が緊迫する中、ロシアが同国へのガス供給を停止するとの懸念が背景にある。
ウクライナの国営エネルギー会社ナフトガスが、RWEの子会社RWEサプライ&トレーディングと2012年に交わした合意では、年間で最大100億立方メートルの輸送が可能となっている。
RWEによると、供給されるガスはロシア、ノルウェー、欧州連合(EU)産がそれぞれ3分の1程度を占めるとみられ、欧州の卸売価格で販売される。
ポーランドでパイプラインを運営するガス・システムは、同国経由のウクライナへの供給が1日当たり400万立方メートル、年間で15億立方メートルだと明らかにした。
ポーランドのほかにも、ハンガリーやルーマニアも供給が可能だが、供給に関する合意はなされていない。
また、スロバキアはウクライナへのガス輸出の条件について、15日にウクライナと協議する予定。
2014年4月10日ハンガリー(発電)
先日、ハンガリー北東のミシュコルツ市に、建設総額22億フォリント(約10億円)のバイオマス工場の開所式が行われた。汚水や排泄物を利用した継続的な電力供給を提供できる施設として期待される。