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EU Business Information [Direct Report]

2010年12月30日 ハンガリー(国債)

中国、ハンガリー国債でも影響力。  ハンガリーのタマーシュ国家開発相は29日、中国がハンガリーの各種プロジェクトへの出資を検討していることを明らかにした。中国人民銀行(中央銀行)がハンガリー国債を買い入れる可能性もあるとしている。  中国人民銀行は同国家開発相の発言に対するコメントは控えている。  タマーシュ国家開発相はハンガリーのニュースサイトindex.huに対し、ハンガリーのオルバン首相が中国の温家宝首相と10月末に上海で会談した際「財政における戦略的な協力関係について検討することで合意した」ことを明らかにした。協議は中国の代表団が1月にハンガリーを訪問する際に続けられるとしている。  そのうえで「中国がハンガリーの財政に関わることを決定すれば、プロジェクト・ファイナンスから国債への出資に至るまで、形式、手段、規模の面から多岐にわたる可能性がある」とし、中国人民銀行がハンガリー政府が実施する入札を通してハンガリー国債を買い入れることも選択肢の1つとの考えを示した。  財政面での協力関係を提案したのは温首相で、オルバン首相はこれに賛同したとしている。  ハンガリーと国際通貨基金(IMF)との支援をめぐる協議は決裂しており、タマーシュ国家開発相は、ハンガリー政府は市場から資金を調達する意向を持っていると強調した。  ハンガリーの公的債務の国内総生産(GDP)に対する比率は約80%と、中欧諸国の中では最も高い。

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