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2010年11月6日 チャウシェスク(ルーマニア)

ルーマニアの法医学専門家は3日、首都ブカレストにあるチャウシェスク元大統領の墓に埋葬されている遺体について、DNA鑑定の結果、本人であることが確認できたと発表した。  チャウシェスク氏は、共産党政権時代のルーマニアで独裁体制を敷いていたが、1989年12月25日に夫人とともに銃殺刑となった。しかし、遺体の埋葬はひそかに行われたため、処刑されたのが実際に同氏であったのか疑問を抱く声も多く、親族が遺体の本人鑑定を要求していた。  鑑定に当たった専門家は、「(チャウシェスク氏の)兄弟と息子のDNAを調べた結果、遺体が本人であると確認できた」と述べた。一方で夫人の遺体については、本人であると結論付ける十分な証拠がそろっていないため、確認ができなかったという。  チャウシェスク氏は、前世紀にルーマニアで「最も愛された人物」と「最も嫌悪された人物」の両方に選ばれており、処刑日には現在でも支持者が墓を訪れるという。

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