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中東欧最新ビジネス情報

EU Business Information [Direct Report]

2010年10月7日 ハンガリー(有毒流出)

ハンガリー西部で4日、アルミ工場の有毒スラッジ(汚泥)貯蔵タンクが爆発して70万立方メートルに上るスラッジが奔流のように流れ出す事故があり、同国政府は5日、西部の3県に非常事態を宣言した。(西部のベスプレーム、ジェールモションショプロン、バシュの3県)  ハンガリーは、昔は、ボーキサイトの輸出国で非常に有名だったが、このスラッジはボーキサイトの精製時にできるもの。大量のスラッジは道路上の乗用車を押し流し、橋や住宅も破壊した。4人が死亡し、約120人が負傷、6人の行方が分からなくなっている。約400人が避難した。  スラッジに含まれる鉛やその他の腐食要素によってやけどを負ったり、目の痛みを訴える人が出ている。  グリーンピースの専門家は、この事故の影響は10年前にルーマニア北部のバイアマレで起きた金鉱山からのシアン化合物流出事故よりはるかに大きいかもしれないと述べた。ルーマニアの事故ではドナウ川などが汚染された。 当事故は、人為的なものなのかも含め、中欧での関心が非常に高い。今後もウオッチしていきたい。

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