2012年1月24日EU(禁輸)
日本のメディア等でも大きく取り上げられているイラン問題。ついに本日、EUがイラン産原油禁輸で合意に至った。 これを受ける形で、イラン議会外交・安全保障委員会のコサリ副委員長は、ファルス通信に対し「原油取引に関して何らかの支障が生じた場合、ホルムズ海峡を必ず封鎖する」と言明した。 アリ・ファラーヒヤン元情報相は「禁輸措置が完全実施される前に、(EUに対する)原油輸出を自ら即時停止するのが最善の方法だ」と主張。EUが代替調達先を確保する前に原油輸出を停止し、原油高で欧州景気を下押しすることが望ましいとの考えを示した。ファルス通信が伝えた。 欧米諸国とイランとの対立が深まる中、原油先物相場が上昇し、北海ブレント先物はこの日、110ドル台を突破した。 また国際原子力機関(IAEA)は同日、29―31日に調査団がイランを訪問することを確認した。同国の核開発疑惑に関連した「全ての実質的な未解決問題の解決」を目指すとしている。