2010年11月9日 ポーランド(キリスト像)
ポーランド西部シフィエボジンに8日までに、巨大なキリスト像がお目見えした。ロイター通信によると、高さ約33メートル、土台も入れると約52メートルになり、設計者らは「世界最大」と主張している。重さは約440トン。 巨大キリスト像としては、ブラジル・リオデジャネイロの観光名所コルコバードの丘に建てられた像が有名だが、この像の高さは公式ホームページ(ポルトガル語版)によると、38メートル。 ポーランドのキリスト像は地元の神父や住民の寄付により建設。シフィエボジンは人口約2万1千人の小さな町で、町長は「町の宣伝になる。これまで以上に多くの人が訪れ、お金を落としてくれるだろう」と期待している。 ポーランドと宗教 米国CIAの調査によると、国民の約95%がカトリック教徒であり、うち75%が敬虔な信者である。このように、ポーランド人の価値観や日常生活にカトリックの信仰が根付いており、ポーランド・カトリック教会が存在する。史上初のポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ二世は絶大な尊敬を集めた。そのほか、プロテスタント、正教会、ユダヤ教会、イスラム教(中世からの伝統を持つリプカ・タタール人が緩やかな信仰にもとづいた生活をしている)、浄土真宗やチベット仏教をはじめとした仏教の信者もわずかながら存在する。