2010年10月13日 ハンガリー(泥水流出)
ハンガリー泥水流出、経営者逮捕 ハンガリーのアルミニウム精錬工場貯蔵池から有毒汚泥が流出した事故で、当局は11日、この工場を運営していた事情聴取を受けていたアルミ製造会社MAL の経営者、バコニ・ゾルターン容疑者を、公衆を危険にさらした容疑と環境破壊の容疑で逮捕したと発表した。 同国のオルバン首相は同日、事故が人的過失によって起きたと述べ、工場を国の管理下に置く考えを示した。 被災地では11日も軍の車両を使って赤い汚泥の除去と有毒物質の中和作業が続けられた。災害対策本部によると、コロンタール村付近でさらに1人の遺体が見 つかり、これで犠牲者は8人になった。身元は現在確認中だが、行方不明になっていた1人と見られる。 11日には欧州連合(EU)の専門家5人がハンガリー入りして環境への影響を調査、有毒物質の除去について助言を行う。 政府によると、事故を起こした貯蔵池は再び決壊する恐れがあり、再度の流出に備えて堤防を築く懸命の作業が進められている。 コロンタール村からは10日までに住民約800人が避難した。近隣の村では救助が必要になった場合に備えて兵士数百人が待機してる。
当地の日本人社会でも衝撃は大きく、特にドナウ川の魚に対して、非常に警戒しており、魚好きの人達は、しばらくは、缶詰で我慢する人も。